研究会について
メッセージ
生命のうるおいに不可欠なヒアルロン酸。その機能を解き明かし、正確な情報を社会に届けること、それが私たち「ヒアルロン酸機能性研究会」の使命です。
私たちは、大学や企業といった垣根を越え、多様な分野の専門家が集う研究会として設立いたしました。
毎年開催する学術大会を通じて、ヒアルロン酸研究の最先端を共有し、化粧品、食品、医療分野への新たな応用の可能性を追求しています。私たちは、この探究の輪をさらに広げ、信頼できる科学的根拠(エビデンス)を社会の隅々へ届けていきます。
ヒアルロン酸の持つ無限の可能性が、人々のQuality of Life(QOL)向上に貢献すると信じ、私たちはこれからもその架け橋であり続けます。多様な分野の研究者と企業が活発に交流し、新たなアイデアと共同研究が生まれるプラットフォームを構築していきます。
趣意
「ヒアルロン酸機能性研究会」設立に向けて
近年の生活環境の変化により、変形性膝関節症、ドライアイ、乾燥肌など、これまで顕在化していなかった身体の「うるおい不足」がもたらすQOLの低下に関心が寄せられています。健康寿命を長くしたい、QOLをさらに向上させたいという願いは、平均寿命が伸長し続けている今日、これまでにも増して重要な課題となってきております。
鶏冠は古くからフランスなどで「うるおい」をもたらす美容食として重宝されてきました。その本質成分であるヒアルロン酸は、医薬品、化粧品、食品などさまざまな分野で活用されており、機能性に関するエビデンスも数多く報告されています。しかしながら、ヒアルロン酸の機能性に関する臨床研究や、作用機序解明等の基礎的研究は未だ十分な量とは言い難く、さらなる研究の積み重ねが求められます。また、医薬品、化粧品、食品の各分野で数多くの使用経験があり、高い安全性が見込まれるヒアルロン酸のような素材には、新たな機能性の発見に対する期待も寄せられています。
このような現状から、ヒアルロン酸について各分野の研究者が研究を重ね、そしてその結果に対する意見交換を活発にすることが、現代における人々の健康維持、QOLの向上への道を開くことにつながるものと考えます。また、その研究内容をわかりやすくまとめ、人々がそのメリットを享受できるような形で情報発信していくことも、研究者の社会に対する貢献であることに異論の余地はないものと考えます。
以上の状況を鑑み、8名の先生方を発起人として「ヒアルロン酸機能性研究会」を設立することと致しました。
皆様におかれましては、「ヒアルロン酸機能性研究会」設立の趣旨にご理解、ご賛同いただき、ご支援を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
2015年2月吉日
「ヒアルロン酸機能性研究会」 設立発起人代表
早稲田大学 矢澤 一良
役員
| 会長 | 矢澤 一良(早稲田大学 ナノ・ライフ創新研究機構 規範科学総合研究所ヘルスフード科学部門 部門長) |
|---|---|
| 監事 | 長岡 功(順天堂大学 医療科学部 学部長) |
| 副会長 | 杉林 堅次(城西国際大学 特別栄誉教授) 野村 義宏(東京農工大学 教授) |
| 理事(50音順) | 金光 智行(キユーピー株式会社 常務執行役員) 徳留 嘉寛(佐賀大学 教授) 福井 尚志(東京大学大学院 教授) 山田 秀和(近畿大学 医学部 奈良病院 皮膚科 教授、近畿大学アンチエイジングセンター 副センター長) |
ヒアルロン酸機能性研究会会則
※2015年3月12日作成、2017年9月14日一部改正
会員募集
当研究会では ヒアルロン酸に関する基礎および臨床研究の推進と、その成果の普及および社会への貢献、ならびに会員相互の交流をはかることを目的とし、会員募集をしております。
ご興味のある方は以下よりご入会ください。